地域医療連携部会

葛病協地域医療連携部会 部会長挨拶

部会長挨拶長
葛病協地域医療連携部会
部会長 梅原光江

 平成27年3月3日に葛飾区医師会 病院部会 病院管理協議会の新規事業として、葛病協地域医療連携部会が発足されました。
葛飾区病院管理協議会は、区内16医療機関の病院長が主体の議会で、昭和49年より40年以上続く実績があります。 創設当初からメンバーである嬉泉会の須藤理事長が15年前より会長を務めてこられました。
医療連携部会のメンバーは、病院管理協議会に出席の16医療機関の医療連携を担当する医療ソーシャルワーカーのリーダーで構成されています。(医療機関により医事課長)。 部会長は当院、副部会長には第一病院・亀有病院が担当し、部会の牽引役として活動しています。
 部会発足の目的は、高齢化が急速に進むなか、医療において主に高齢の患者様が急性期治療を終えた後、一度低下したADLがなかなか改善しないことや介護をするご家族の高齢化など様々な問題から退院調整に時間を要し、その結果、入院期間の長期化で重症な救急搬送患者の受入れに支障をきたす等が問題となっていました。 そのため、これを解消し病床の効率化を目標に16病院が互いに協力し、それぞれの病院が本来の役割や機能を十分に発揮できるようすること、また患者様お一人おひとりの病状や生活環境にあった医療・介護のサービスが適切に受けられるように支援する事を目標として、互いに顔が見える医療連携体制を構築していきます。
 2025年(平成37年)には、75歳以上の高齢者人口が全体の4分の1になると予測されており国や東京都は予防医療を充実させ、住み慣れた自宅で最後までその人らしい生活が出来るようにするために地域の方々が互いに支え合う仕組み「地域包括ケアシステム」を推奨し、進める方向性を明らかにしています。 葛病協地域医療連携部会は、葛飾区と医師会が考える「葛飾区民の医療は、できるだけ区内で完結する」との方向性に沿った患者支援が行えるよう日々努力致します。